ちょっと悲しいかも


先日、メールしてて思い出したお話。
うちは転勤族のため、社宅暮らしが多かった。社宅って、駅から近くて便利な一等地に建ってたりするんだよね。愛知県内のある社宅にいた時のこと。そこはいわゆる高級住宅地で、一戸建てのお宅のほとんどが大きなお屋敷。ある日幼稚園に通う長女が、お友達のアイちゃんちに遊びに行った。そのお宅もかなりの豪邸。噂では二世帯住宅と聞いていた。帰ってきた娘曰く、「おばあちゃんもいたよ」って言うし、「じゃあ、やっぱりご両親と住んでいらっしゃるのねぇ」と思っていたんだけど、後日、それはお手伝いさんだったと判明。その話をカナちゃんのママとしていたら、以前アイちゃんがカナちゃんのおうちに遊びに来た時の話をしてくれた。アパートに住むカナちゃんちのお風呂を見てアイちゃんは聞きました。『まぁ、なんて小さなお風呂!どうやって入るの?』って。そしたらカナちゃんが答えました。『あのね、足から入るんだよ』それをを聞いたカナちゃんママは、『真面目に答えてるわが子が不憫で可哀そうだったわ』って。2人で苦笑した。
そういえば、その前の社宅でも同じようなことが。そこは昭和30年代に建ったので、何度も塗り替えなどの手は入ってるんだけど、かなり古くて狭かった。6畳2間とダイニングキッチン。DKと言っても、冷蔵庫も小さく、レンジさえない時代に建ったもんだから狭い狭い。今じゃとてもダイニングには使えない狭さ。その間取りと同じ社宅に住むユウちゃんちに、近所の3階建ての家に住むナナちゃんが遊びに来た。そしてユウちゃんママに聞きました。「お部屋ってここだけ?じゃあ夜はどこに寝るの?」って。ユウちゃんママは「どこって、…ここよ」と答えるしかなかったそうです(苦笑)。子供って正直だよね〜。全然悪気はないだけに、ママたちは苦笑しつつも、ちょっと悲しくなるのでした。