菊さき

いや〜、良かったねぇ。やっぱりつかもとくんの武はいいなぁ。ご本人とは全然似ても似つかないんだけど、ドラマの中では武なんだよねぇ。
そしてつかもとくんの泣きの演技にはいつもヤラレちゃうよ〜。見ているこっちがきゅんとしてしまう。
ほんと、菊さきっていいドラマだよねぇ(しみじみ)。
このドラマを見ていると、親のありがたさを実感して泣けてくる。


うちの父は孫たちにやたらお小遣いをあげたがるし、母はまさしく菊次郎みたいに、いい年した私に「何か欲しい物を買いなさい」ってお金を握らせるのよ。「いいのいいの。お父さんには内緒ね!」って。もちろん父が知っても何にも言わないんだけど、何で「内緒」なのか未だにわからん(苦笑)。


結婚してからは、親に余計なお金を使わせないことが親孝行だと思ってた。もう独立してる私たちにじゃなく、自分たちのためにお金は使って欲しかった。だってとっくに現役をリタイヤして、年金生活してるんだもん。だから子供達にも「おじいちゃん、おばあちゃんに、誕生日やお年玉以外でお小遣いをもらっちゃダメ!」って固く言っていた。
でも長女が小学生だったある日、母から「○○ちゃん(娘の名)にお小遣いをあげようとしたら、『もらっちゃダメなの。お金をもらったら後でお母さんに叱られるから』って絶対受け取らないんだよ。かわいそうに」ってすごく悲しがられた。
「あ〜、そうかぁ。親にとってはこれが愛情のひとつなんだろうなぁ。もらう事が親孝行なのかも」と反省して、その時からありがたくいただくことにした。
親にとって自分の子供は、おじさんになろうとおばさんになろうと、自分の子供に変わらないんだろうなぁ。
でも果たして親としての私は、自分の子供をそこまで思いやれているんだろうか?
ううん、全然敵わないよ。私は未だに自分中心の気がする。まだまだだなぁと実感する。



昨日の菊さきを見て、色々考えさせられたのでした。