『マラソン』

ゆっくり見たかったので、今頃遅ればせながら。
自分の中でニノの演技はすごいなぁって前から確信していたので(大して出演作を見てないくせに)、今回の役も全然驚かず「さすがだなぁ」って。
それよりもお母さんの気持ちになってしまうことが多くて、もし自分ならこんなに出来るだろうかって自問自答してた。
二女が小学生の時、自閉症ダウン症の生徒さんのクラスがあって、ちょっとした事情から私もそのクラスに顔を出すこともあったりした。自閉症といってもいろんなお子さんがいるので、一口には言えないんだけど、やっぱりご家族の苦労は大変なものがあるなぁっと実感したことを思い出した。そしてとても勇気づけられたことも。

どんな事でも、乗り越えられない試練は神様は与えないと私は信じてる。だからご家族もいろんな思いを抱えながら頑張ってる。

人から悩みを聞いたりするそんな時、いつも思うのは「同じ立場の人しか本当の苦しさはわかってあげられないんだ」ってこと。すごく大変なんだろうなぁって想像することはできる。気持ちの上では近づいて寄り添う事もできる。でも当人の本当の大変さは完全に理解することは難しい。実際その立場になったら、想像するよりずっと苦しい事は私もよ〜くわかっているから。そこがいつも歯がゆいところでもあるの。
そんな事を思いながらドラマを見ていた。いいドラマだった。


彰太郎が「虹です」って言いながら高いところに登ってしまったシーンで、映画『ギルバート・グレイプ』を思い出して見たくなった。演技で言えば、このディカプリオは衝撃だったなぁ。