『イエスタデイズ』

つかもとくんが主演とあらば観ないわけにはまいりません!文化の日の朝一(それも8:30だよ)で観てまいりました。好きな役者さんの主演作って、大コケしたらどうしようとちょっとドキドキしちゃうもの。前評判はなかなかよかったものの、あまり期待はせずに観に行ったんだけど、これが評判通りのじんわり心に沁みる良い映画でした。

父親との確執から家を出て3年。余命わずかとなった父親から突然呼び出された聡史は、32年前の父の恋人「澪」を探して欲しいと頼まれる。手がかりのスケッチブックに描かれた、今は使われてないアパートを訪ねると、そこに表れたのは…


父と息子の話でもあり、ラブストーリーでもあります。現実にはありえないファンタジックなストーリー展開なんだけど、意外にも違和感はなく、気がつけば惹き込まれていました。
何といってもつかもとくんが出ずっぱりで、それだけで私にとっては贅沢極まりない映画(笑)。つかもとくんの自然な演技は、聡史の心の動きを上手に表していたし、他のキャストも父親役の國村隼さん、母親役の風吹ジュンさんはじめ、確かな演技力の人ばかりで安心して観られました。ちょっと意外だったのは(失礼)若かりし日の父親を演じてた和田聰宏さん。この人の演技がよかったなぁ。

そしてラストシーンは本当に素敵だった。つかもとくんの泣き顔は素直な子どものようで、いつも涙を誘います。


サンミュージックの記念映画でもあるので、サンミュのタレントさんもたくさん出演していたんだけど、カンニングの竹山さんは結構はまり役だったなぁ。あとほんの少しだったけど、久々にヒロシが見られて嬉しかった(ホストネタでは狩野よりヒロシ派です)。



映画の感想は基本的にネタバレなしでいきたいのであまり深くは書けないけれど、観終わった後心がほんのりあたたかくなり、優しい気持ちになれる映画です。ぜひ色んな人に観てもらいたいと思いました。



公式サイトこちらです→イエスタデイズ