スラムドッグ$ミリオネア


この監督*1といえば、もうかなり前、甥っ子からユアンの「トレインスポッティング」がおもしろいから観ろ観ろと薦められていたにもかかわらず、未だ観ておりません(かなりおもしろいらしいね)。でも「ザ・ビーチ」は観に行きました。レオ様だったから*2
全然おもしろくなかったけど。
ビーチにも監督はユアンをキャステイングしようと考えていたのに、制作サイドからもっと興行的にヒットする俳優で!と言われ、レオ様になったという話ですが本当でしょうか。果たしてユアンだったらヒットしたんだろうか。


さて本題のミリオネアですが、評判通りおもしろかったです。
前半の子ども時代はかなり凄惨なシーンが多く、時にはうす目でやり過ごしたり。惨い暴力シーン、特に子どもに向けられた暴力はたとえ映画といえども心が痛みます。
そんな恐ろしい目に合いながらも、主人公とお兄ちゃんは間一髪のところで命辛々切り抜ける。その過酷な半生が、後の勝利へと繋がっていく。
それはうまく行き過ぎる運命かもしれないけど、そんな運命があると信じたい。そして最後まで純愛を貫く姿も美しく愛おしいです。


でもってエンディングは「これぞインド映画!」で締めくくられます。賛否両論みたいだけど、私は好き。何だかわけもなく楽しくなるから。



【おまけ】
主人公とそのお兄ちゃん、そしてヒロインの成長は、それぞれ3人の役者さんによって演じられるんだけど、お兄ちゃんの少年期を演じたコは結構ポッチャリだったのに、青年になったらすごく痩せていて(きっと苦労したんだね・違)、声の高さといい顔つきといい、あのマイケルかと思いましたよ。
主人公ジャマールの少年期は、なぜかにのを思い出したです。それにしても幼年期の2人は最高だったなぁ。
そしてヒロイン、ラティカはいつの時代も美しかった。

*1:ダニー・ボイル監督

*2:大好きだったんです。ミーハーですみません