積読消化のミステリー


古書店アゼリアの死体 (カッパ・ノベルス)

古書店アゼリアの死体 (カッパ・ノベルス)


架空である海辺の街"葉崎"を舞台にしたコージーミステリーの2作目。
1作目「ヴィラ・マグノリアの殺人」を読んでから、数年経っちゃった(ちなみにこちらは、出てくる料理がすごくおいしそうだったことしか覚えてない)。
このシリーズはイラストが杉田比呂美さんでカワイイので、それに惹かれて読んでます(え)。
若竹さんは結構毒がある作品が多いんだけど、先に読んでたシリーズ3作目の「クール・キャンデー」は特にそうだった。驚愕の結末。


ヴィラ・マグノリアの殺人 (カッパ・ノベルス)

ヴィラ・マグノリアの殺人 (カッパ・ノベルス)

クール・キャンデー (祥伝社文庫)

クール・キャンデー (祥伝社文庫)



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Θ(シータ)は遊んでくれたよ (講談社ノベルス)

Θ(シータ)は遊んでくれたよ (講談社ノベルス)


Gシリーズ2作目。
シリーズ1作目「φ(ファイ)は壊れたね」は読んでからずいぶん経っていて(またかい)、おまけにあんまりおもしろくなかった記憶が…。
でもこの「θ〜」はおもしろかった。
S&Mシリーズ、Vシリーズを先に読んでる方が絶対楽しめます。森ミステリィは登場人物がリンクしている作品が多いので、ファンにはそこも魅力。私の場合、ミステリィ自体より、登場人物の関係性が好きなので読み続けてます。
個人的にはS&Mに再度活躍してほしいんだけど、これはその二人もしっかり登場してるので、そういう意味でも楽しめました。
でもこのシリーズの主となる3人には、あまり魅力を感じられないのがちょっと残念かな。