熟年での出産 


マドンナ・ヴェルデ」は先がちょっと気になるけど、ほぼリタイア(ほぼて…)。「生まれる」もそうだけど、熟年出産のドラマは痛すぎて見る気にならない、目を背けたいというのが正直な感想。


友人から聞いた彼女の友人の話なんだけど、その方(当時確か40代後半)はお子さん2人連れて離婚後、かなり年下の初婚の男性とめでたく再婚。ご本人は既に2人のお子さんがいるので考えもしなかったんだけど、ご主人の強い希望で出産を考えるようになり病院へ相談に行ったそう。
病院の先生は、可能性がないわけではないけれど、役目を終えてそろそろ眠りにつく準備をしている器官を、無理やり薬を使って叩き起こすのだから、身体への負担はかなり大きいし費用もかかる。もう一度ご夫婦でよく話し合ってみては…だった。
結局ご夫婦で話し合った結果、母体を考慮してお子さんは諦めることにしたそう。


この前、私なら娘に懇願されても代理出産など絶対引き受けないと書いたけど、その一番の理由は代理出産の是非の前に、私自身がもう妊娠も出産もしたくないというのが本音。別に妊娠中に切迫流産で大変だったとか、すごい難産だったということではない。とても健康で元気な妊婦だったし、安産だったらしい。らしいというのは取り上げた先生がそう言ったから。私は「え?これで安産?うそ!」と思ったので納得してはいないんだけど(笑)、短時間で生まれてきたし、認めたくないけどきっとそうなんでしょう(棒読み)。
それでも妊娠中も出産時も、そして産後もすごく大変だった。この間、身体はもちろん心もしんどいし、不快だし、それを乗り越えられたのは「若さ」も大きな要因のひとつだと思う。
若くない今、あんな重責果たせる自信もないし、体力もない。少なくともそんな危険なことを娘からお願いすることではない。現実に母親が娘の子どもを代理出産したと聞いたことがあるけれど、それは母親の方が申し出たんだったか…。


代理出産についてはいろんな意見があって然り。
だけど子どもを持つことに限らず、人生にはどんなに望んでも叶わないことがある。自分の努力で叶うのならば努力すればいいけれど、自分ではどうしようもないことだってある。
そういう時は散々足掻いた後、それを運命として受け入れ、乗り越えていくことこそが一番大切なんじゃないかと私は思う。

とは言っても、新たな道を切り開いていくことを使命とし、闘う人も必要ではあるけれど…。