やれやれ、またか・・・


友人の1人が最近悩み事が出来て困っていたんだよね。
それを彼女の学生時代のクラスメイトに話したそうだ。そうしたら、「それなら、ぜひこれに参加するといい」と言われ、なんかの集会に一緒に参加したらしい。
友人にとって、結果的には参加して良かったみたいで、私まで「よかったら・・・」と誘われた。
それを聞いて、数年前のことを思い出した。


その友人の学生時代のクラスメイト、仮にA子さんとしましょう。彼女とは数年前、当の友人に誘われて行ったコンサートでご一緒したことがあったんだよね。もちろんその時が初対面。
コンサート後、お昼ご飯を食べながら話したところ、子育ての悩みに関する話で盛り上がった。
そしてその翌日だったか、A子さんから電話がかかってきた。


いったい何事かと思ったら、「母親としてとても良い勉強になるし、あなたにとても良い事を教えてくれるから、私の行ってる集まりに一緒に参加してみない?」というような話だった気がする。すごく熱心に誘ってくれた。
「とても良い教えってどんな事?」って尋ねると、「それはそこで直接聞ける」というような返事。「人によって話の内容が違うってこと?」と聞くと、みんな一緒だと言う。
「じゃあ、そんなにいい話で私のためになると思うのなら、あなたが今ここで教えてくれたらいいんじゃないのかしら」と言ったら、「私ではダメ」だと言う。


はぁぁぁ〜。
こういう誘いがすべて悪いとは思わないし、友人のように参加して気持ちが楽になったという人もいるでしょう。
でもねぇ、人の弱みにつけ込むようなというか、人間関係の中で断りにくい状況でしつこく誘うのは、ハッキリ言って迷惑なのでやめて欲しい。
友人の友人というだけで、ほとんどよく知らない人からこういう電話は非常に不愉快。だってちょっとやそっとで諦めてくれないし、断るだけで大変なんだもの。
もちろんその時は「ご心配ありがとう。でも私は行きません」と断った。でもそれ以来、A子さんの印象は良くなかったのよね。


だから、「A子さん」と「集会」と聞いて、やれやれまたか・・・と。もちろん今回も流しておいたんだけど、数日経って今度は「あんまり悪い事ばかり続くから家をお祓いして貰おうかと思うの」と友人が言い出した。
「お祓いって?」と聞けば、また例のA子さんである。あぁ、やっぱり。
と思っていたら、今度は健康器具を薦められて、体験しに行って来たというじゃないの。そしてこれがなんとン十万円もするらしい。これもA子さん絡みかどうかは恐ろしくて聞いてないんだけどね。
でもこれはちょっと高すぎるので、心配になってネットで調べてみたら、いろんな情報が出るわ出るわ。それを友人に報告したら、買わないから大丈夫という返事だったので、ちょっとほっとした。


どーしてこう次々と「?」な話ばかり出てくるんだろう。
もしかして「悪い事」っていうのは、元々困っている悩み自体じゃなくて、それに付随してやってくる「?」なお金の使い道なんじゃなかろうか。
それに「悪い事」も「不幸中の幸い」と考えれば、最悪の状態じゃなくてラッキーだったと考えられるしね。
いつも前向きでいれば「?」も寄ってこないんじゃないかと思う今日この頃でした。