嫁のつとめ?


昨年の秋、義父の長兄が亡くなりました。95歳を超える大往生。生涯現役っていう感じで、85歳の時にも兄弟の暮らすオランダに行ったりする、本当に元気な人でした。
数年前に連れ合いを亡くしてからは子供がいなかったので、甥であるダンナのいとこ家族が一緒に生活してくれてたんですよね。いとこは自分の父親とも暮らしていたので、いくら元気とはいえ伯父まで引き取って大変だったと思います。その上、弟である父親の方が先に亡くなっちゃったし。
その伯父が亡くなった後、いろんな手続きが必要になってきたんだけど、その中の一つである年金がややこしいのなんのって。
伯父の亡くなった月の年金を受け取らないと、その前に受け取った2ヶ月分も返却しなきゃいけないんだそうです。その辺りが全く理解不能。なんで生きていた時のまで返さなきゃならんの?
おまけに受け取る事ができるのは、本人の親、子供、配偶者、兄弟姉妹だけ。伯父の配偶者はすでに亡くなっているし子供もいない、ましてや90過ぎの伯父の親なんて到底生きているわけもなく。そうすると、その年金を受け取ることができるのは兄弟姉妹だけなんですよねぇ。
それっておかしいよねぇ。実際に面倒を見ていた甥が受け取れないんだよ。そんなバカな!
もし受け取る資格の人が誰一人いなかったら、その年金は受取人不在で返還されてしまうんだって。そんなの納得できないよ。でもそれが決まりなんだよねぇ。



というわけで、兄弟である義父が一時的に受け取る役目を担ったわけです。その手続きにも、戸籍抄本だとか除籍謄本だとか、住民票だとか、なんちゃら証明だとか、伯父と義父のがそれぞれいるし、あっちに電話をかけて聞き、こっちに電話をかけて聞き。伯父は九州に住んでいたので、書類も送ってもらわなきゃならないし、すっごく面倒。
そして受取人である義父もかなりの高齢なので、一人で社会保険事務所に行くのは心もとないし、かといって委任状で私に一任するのも頼まれた手前できないし…(私としては1人で行った方が早いんだけどさ・苦笑)。
というわけで、義父母と一緒に行ってまいりましたよ。ついでに今日は家に居た二女も道連れに(義父母が喜ぶからね)。
今問題の年金だけに、役所は年配の人たちで混雑してるし、向こうで記入する書類もいろいろあるし、やっぱり高齢者だけで行くのは大変だと実感。とりあえず手続きはすべて終わって、あとは審査を待つだけ。あ〜、やっと終わった終わった!



義父母には大いに感謝され、お昼に飛騨牛のランチをご馳走になり、パンとケーキまでおみやげに買ってもらっちゃったので何も文句はございません(ゲンキン)。
でもこれからはこんな事が多くなるんだろうなぁ。
1年前は遠くの眼科に毎回付き添って行ったし、入院した時は毎日通ったし。これから先のことを考えるとクラクラするけど(おまけに自分の両親もいるんだよねぇ)仕方がないよね。
これもそういうめぐり合わせと思い、先のことは…
考えないようにします(笑)。