歌のテスト

この前見た夢なんですが、めずらしく目が覚めても鮮明に覚えてました。


それは見た目は今のままなのになぜか私は学生で、音楽の授業、それも歌のテスト中。自分の順番が回ってきたのに、どうしてだか声が出ない。一生懸命歌おうとするんだけど、声が出なくて焦る。よく考えると歌詞もわからない。何歌うの?何の歌のテストだっけ?でもそんなことより、なぜ声が出ないのぉ〜〜?


と焦ったところで夢だと気づきました。あ〜、良かった〜。

そして思い出しました。それは中学生の頃。夢と同じ音楽での歌のテストの時間のことを。


元々私は人前で何かを発表するのは苦手。とても緊張するタイプです。歌を歌うのは大好きだったんだけど、クラス全員の前に出て歌うのは足も震えるし、小さな声は震える上に時にうわずったりもします。
その時の課題は確かフォスターの曲だった気がするんだけど、男女ペアでソプラノとアルト(男子なのになんでアルトだったんだろう)の二部合唱。ペアのお相手は、五十音順でいつもテストの時にお隣になる優しい男子。

ドキドキしながら自分の順番を待った後、出来はどうであれ何とか歌い終え、「ほ〜〜〜っ」と一息。後のクラスメイトの歌声をのんびり聴きながら安堵と共に緊張が緩んでいたその時。

音楽の先生(女性)が言いました。「ん〜、じゃあもう1度女子に歌ってもらおうかな。ではまずルビーさん。ソプラノパートを○くんと歌って」と。そうです。うちのクラスは男子の方がちょっとだけ多かったんです。

どっひゃーーーっ!!うそ!とばかりに頭の中は真っ白に。安心しきっていたところにいきなりのご指名を受けてアタフタパニクる私。1番目とあって心の準備をする時間もありゃしない。しかも○くんは特別好きなわけではなかったけど、憎からず思っていたとても性格の良い子。「もし失敗した私のせいで○くんの足を引っ張ったらどうしよう」と思うとますます緊張は増す。
今考えれば私が失敗したからって、先生が○くんの評価を落とすなんてことありえないのにね(苦笑)。

歌っている間はいったい何をどう歌ってるんだか自分でもよくわからず、ただとても上ずった自分の歌声でますますあがってしまい、その場からすぐにでも立ち去りたいと思ったことは覚えてます。そして席に戻ってから相当ヘコんだということも。でもそのあとの記憶はそこでプッツリと途絶えていて…。
…先生、最初に一言言っといてくれたらよかったのに…。



という、ずーーーーっと忘れてた昔のことを夢のせいで思い出しました(大汗)。
今頃何なのかしら…。なんかの暗示?