「ココ・アヴァン・シャネル」

今年はココ・シャネル生誕125周年、シャネル社100周年に当たるシャネルイヤーだそうで、シャネルを描いた映画が次々公開されてます。
残念ながら高級ブランド・シャネルには縁がありませんが、ココ・シャネルという女性には興味があるので映画を観て来ました。


まずは「ココ・アヴァン・シャネル」。
この作品はシャネル社が全面協力して、イメージキャラクターのオドレィ・トトゥ*1を主演にした映画ということなので、たぶん忠実に描かれているんだろうと思うんだけど。


孤児院で育ち、昼間は地味なお針子、夜は姉とナイトクラブで踊って歌う(といってもコミカルだった)ココが、デザイナーとして成功するまでを描いてました。
物語としては大して盛り上がる場面もないし、全体的に暗い感じ。


当時裕福な階級の女性の間で流行していた、女らしいふわふわとしたフリルやレース、キラキラしたアクセサリーなどの一切を拒絶した少年のような装いを好んだココ。流行に逆らって、自分のファッションを貫き通すというのは、特に身分の違う裕福な貴族たちの中では、とても勇気のいることだろうなぁ。それが彼女のプライドでもあったのか、いつも凛としていたのが印象的。
キャリアウーマンの先駆けであり、現代のファッションの流れを作った偉大な女性の考え方と生き方。
久しぶりにフランス映画を観て、やっぱりフランス映画はいいなぁと思いました。



さて、次はこちらでは今週から公開になる「ココ・シャネル」に行く予定です。

*1:映画「アメリ」で有名な