海外ミステリードラマ 

最近、海外ミステリードラマをせっせと録画しては観ています。
海外ミステリーといっても、懐かしの「刑事コロンボ*1とか、「名探偵モンク*2の再放送。


刑事コロンボ」はあまりに有名だけど、視聴者には最初から犯人がわかっていて、それを刑事が追い詰めていくタイプのミステリー。これは「倒叙」と呼ばれる手法だそうで、私は犯人は誰?(Whodunit フーダニット)なミステリーが昔から好きなので、コロンボにはあまり興味を惹かれなかったんですよね。


ところが2月に入った頃だったか、番組表で「私の愛する"刑事コロンボ"」というタイトルの番組をドラマの後に見つけたんです。
関根勤を司会に、三谷幸喜デーブスペクターの3人でコロンボの魅力について語るという2夜連続の番組らしい。
なんかおもしろそう。この面子だもの、もうウザイくらいに暑苦しく語るに決まってます!(決めつけ)
なので本題のドラマ「コロンボ」はそっちのけで、こちらを視聴。ついでにドラマも録画したけど(コラコラ)。


そしてこれがおもしろかったんですよね。思ったほど暑苦しくはなかったんだけど、特に三谷さんのフリークっぷりがおもしろかった。
だって小学生の頃、すでにコロンボごっこをやってるんだもの(もちろん三谷さん自身がコロンボです)。しかも映像が残ってるからスゴイ。
中でも興味深かったのは、コロンボと同じ倒叙法を使ってる、三谷さん脚本の「古畑任三郎」のエピソード。
ドラマの性格上、始まってしばらくの間は主人公である田村(正和)さんが出ないということで、それはどうかということになり、あの冒頭のシーンができたそうです。
他にも事件が解決した後、古畑が必ず行く料亭とか一杯飲み屋(「ひさご」という店の名前まで出たらしい)を作って、女将さんをセミレギュラーにしたらどうか、なんて話まであったそう(はぐれ刑事か)。


毎回「犯人は誰か?」なんていう脚本は書けないけれど、この手法だと何本でも書けるということでした(さすが)。そして何といってもキャスティングにスターを使えるのがいいってところには大きく納得。
だって犯人は誰?なミステリーだと、大体キャストを見ればわかっちゃうものね。大物俳優、女優がそんな端役で出るわけないし。
最初に犯人がわかっているからこそ、主役と大物ゲストの一騎打ちが見せ場となるドラマに仕上がるというわけだそうです。
視聴者側はいつもあーだこーだと勝手なこと言って観てるけど、作る方はいろいろ気を使って大変なんだなぁ。


この番組を観たらコロンボが俄然観たくなり、そして1度観てみたらこれがなかなかおもしろくて、結局のところただ今絶賛視聴中であります。
そうそう、もうすぐアガサクリスティのミス・マープルシリーズも、何度目かの放送があります。*3
ビデオには録ってあるんだけどDVDでは持ってないので、これも録画しなくては。でももう少し先の放送なので、いつもの調子で忘れそう〜。