「インセプション」


おもしろかった。
まずその発想に驚き、何層にもなる夢の映像は圧巻でした。
ただ、夢に侵入するというシステムがやや難解なため、その説明部分がかなり長い。それと銃撃戦があまりに多いので、げんなりしちゃいました(苦手なんです)。


ディカプリオ演じるコブの苦悩は、前作の「シャッターアイランド」を思い出したけど、とても切なく、でもこれがあるから設定に厚みが出てよかったんだと思います。
謙さんは最初から最後までほぼ出ずっぱりで、ちょっと驚きました。英語のセリフも流暢だし、堂々としたものです。でも私は、依頼人の謙さんよりも、ターゲットであるロバートを応援してましたけど。
登場人物としては、アリアドネエレン・ペイジ)が好き。


そしてラストも、絶妙なカットで終わるところがよかったです。