熱海の捜査官

はぁ〜。終わっちゃいました。


大好きなわりには、いつも寝落ちしてたドラマでしたが(おぃ)、最終回はちゃんと見届けました(えへん)。
案の定モヤッとしたラストで、「え?ここで終わるんかい」とテレビに向かって突っ込んじゃったよ(苦笑)。もう少し親切でもいいんじゃないかなぁと思わなくもないけど、楽しかったです。
金曜日の深夜に1時間5分という時間も、なんかお得感があって素敵でした。


危機一髪の北島さんを助けに来た星崎の、「君を素子さんと同じ目に遭わせたくない」というセリフ。
ってことは素子さんは死んでいるの?と。
でもいつも素子さんに電話で報告しているわけだから、死んではいないけど何かの後遺症を負っている?と考えたんだけど、最後に亡くなったはずの新宮寺さんがバスを運転してたところで、やっぱ素子さんは死んでいるのねと理解することにしました。
では死者と電話してる星崎はいったい?それをふつうに聞いている北島さんは?
そして星崎たちが向かった第2ステージとは?置いてけぼりの北島さんは?


第2ステージに向かう人がいるということは、ここ南熱海は第1ステージということかしら。
そういえば看板には「南熱海は天国かも。ようこそ南熱海へ」と書いてあるし、南熱海警察署のマスコットSAPくんの頭の上にあるのも、温泉マークと思っていたけど、よく見れば天使の輪になっている。
そしてドラマの主題歌のタイトルは「天国へようこそ」。
その歌詞の最後は

Now it is time to recognize when you're crossed the bar
I am dead


訳すと「あなたが死んでいると認識するのは今。私は死んでいる」
となるらしい。

つまり南熱海は天国で、ここにいる人たちはすでに死んでいるってことかしら?
それなら風宮(平坂)の日記にある、「東雲の言っていることが本当なら、私は既に死んでいる」という一文も納得できる。

そして自分の死を受け入れているというか認識できている人と、ここでもう一度死んだ人が第2ステージに行けるとか?
そうすると北島さんは認識できてないってことかしら?でも星崎と素子さんのやりとりを普通に聞いてたしなぁ。


見つかった女子高生3人は死んだ後蘇生するために保存されていたわけじゃなく、意識不明の状態で生きていた。っといってもここが天国なら最初から死んでいるってことだけど。風宮の「過去の過ち」とは蘇生、つまり死んだ人間を生き返らせることが過ちだったということなのか?それを許されるために、今度は完全な死、あるいは生まれ変わる来世(それが第2ステージ?)を迎えないようにしていたのか。
って考えてるとわけわかんなくなるんですけど…。まぁいいや。



このドラマでいつも流れるサティの「3つのグノシェンヌ」。家にあるCDの解説を改めて読んでみると、「曲名についてはグノーシス教由来説とクノッソス宮殿説がある」と書いてありました。
グノーシス教とは物質と霊の二元論に特徴があり、グノーシスとは古代ギリシア語で認識・知識の意味らしい。
またクノッソス宮殿とはギリシャクレタ島にあり、迷宮の様相を呈していて、怪物ミノタウロスを閉じ込めていたとか。


そのうちもう1度最初から見てみたいドラマでした。