SPEC癸の回


え?
ここで終わりかーい!!


最近こういう突っ込みをしたくなるドラマが多すぎます。
「多くの謎を残したまま、SPECは完結する」
ってちょっと!
こんなに謎が残ってちゃ完結とは言わないんじゃ…。


今クール、ドラマはほとんど見られなかったんだけど(一応録画はしております)、このSPECだけはリアルタイムで、時にはもう一度録画でリピするくらい楽しんでました。
本当におもしろかった。
キャストもみんな大好き。
毎週毎週楽しみにしてただけに言わせてもらうけど、何?この最終回。


はっきり言って謎を散りばめ、話を盛り上げることは誰にでもできると思うのよ。
それを全部回収して「なるほどー!そうだったのか。やられた〜!」っていう結末に持っていくのは、才能豊かなごく限られた人にしかできないわけで。
今回、このキャストとスタッフなら…って期待してた分、なお一層がっかりでした。
起なら起の中で起承転結は必要でしょ。
記憶操作だの、時間を止めるだの、金太郎飴だの、ここまで来たら何でもあり。こういう何でもありは興ざめすることが多いので、実はあまり好きじゃない。制限がある中で、それをどう超えるかこそがおもしろいと思っているので。
でもここまで何でもありだったら、いくらでも終結できると思うんだけどな。
その上で新たな謎を提示して終わるというなら納得できたはず。
結局時間内に描ききれなかったというより、きっちりしたストーリーが最後までできていなかったってことなんでしょうか。


感じることは人それぞれだけど、視聴者はもっと厳しくてもいいと私は思うなぁ。
それでこそ、更におもしろいドラマが生まれると思う。


雪に毒作戦も少々気が抜けました。
巷であれやこれや憶測されてたストーリーの方が数倍おもしろかった。
オパマ大統領やどこかの総書記らしき人まで巻き込み、世界的規模まで広げた割には最後ちっさかったし(ストーカーっすか)。


大好きだったドラマなので、もちろん続編があればどんな形でもいいから作ってほしいけど、今度はきっちりカタを付けていただきたい。プロとして。
できればシリーズ化してほしいくらい大好きだったことだけは確かです。