「あまちゃん(14)」

今日は新ルールに基づく天野家の一週間が紹介されて楽しかった。
それにしてもアキちゃん、鰺の開きトーストて(笑)。


食卓を囲む顔ぶれによってメニューにも個性が出る。
こういうところでそれぞれの年代や生活、もっと言えば人となりが垣間見えるんだよね。
なんてすばらしい脚本と演出。


「グラタンはソースから、餃子は皮から作ってた」
えぇっ?すっごいじゃん春子!見直したよ!!
と思ったら、ダンナが作ってたんかい!(笑)
でもパエリアやグラタン、パスタが食卓に上ってたから、春子も作れるんだよね。
夏さんも「んめぇんめぇ」って食べてたし。



このドラマってセリフも気が利いてるけど、こういう小物使いがほんとに上手い。
たとえばヒロシがアキに渡した、西新宿にあるカレー屋さんの割引券。
あのちょっとヨレッとした感じや輪ゴムが、そして1枚足りないところが(笑)。
それだけでヒロシの東京への思いやアキへの気持ちが何となく見えてくる。
今日の「喫茶リアス」での、副駅長と交代する春子もそう。溜めたままの洗い物が映り(コラコラ)、ちょっとうんざりする良々くん(笑)。ここも春子の性格が出てたわ。


朝ごはんの前に仲良くウニ丼を作ってるところとか、アキとユイのしりとりしながらの自転車登校のシーンとか、どれをとってもほのぼのしちゃう。
しかーし!いまだにウニが一つも取れなくて焦るアキ(500円硬貨は捕った拾ったけど…ww)。
焦るあまりに夏ばっぱとの約束をやぶってしまい、危うく溺れかかり…。


いつもアキには優しい夏ばっぱ。
でも今日は烈火のごとく怒られました。
海を甘く見る者と目上の言うことを聞けない者は海女失格。
出入り禁止になっちゃった!


夏さんの言うことはごもっともです。
でもあまりの厳しさに反論する春子。
最初はアキを庇ってたのが、いつの間にかアキと同年代だった頃の自分の話にすり替わってた?(苦笑)
言い合ってるうちにボルテージが上がってきて、だんだん何言ってるのか自分でもわからなくなる事ってよくあるよね。
途中で「私何言ってるんだろう」って気づくんだけど、もう止まらない。
せっかく仲良くなりそうで嬉しかったママとおばあちゃんが、自分のことで喧嘩してる姿にオロオロして心を痛めるアキ。


でもこの母娘は一度とことんぶつかり合った方がいいよね。
特に夏さんは思いやりは深いのに、春子に大して言葉がちょっと足りない感じ。
たぶんいつも春子の一方通行だった気がする。
そこが誤解を招くんだろうなぁ。
24年前のあの時の夏さんの本心が、いつか描かれる時がくるかなぁ。